知っていると為になる店舗設計の知識
均一の条件ゆえに、日本中に同じ風景が連続する。
延々と続くノーストップ・シティ。
ここの住人はドライバーである。
2000年の春にオープンした渋谷のY体育館隣のカフェは、かまぼこ型のトレーラーを6台つなげた建築である。
敷地内では常設の建物が認可されないために、移動可能な空間の単位をつくり、PS‐1と名付けた。
クルマのような軽い建築。
複数の屋台を自由に組み合わせるカジュアルな感覚である。
また彼らは、HのIンサイトからイメージする「2シーターの家」も提案した。
クルマに試乗からイメージする「2シーターの家」も提案した印象をもとに自作をアレンジして、正面の壁に植栽をからめた、小さくても広がりをもつ住宅である。
M組は自動車と家を同じ位相でとらえているのだ。
北京の高層ビルのプロジェクトでは、道路側のガラスのファサードをでこぼこにしている。
その結果、下から見たとき、空が映る面と道路を反射した面が交互に見え、ストライプ状の不思議な風景になる。
残念ながら、この2つのプロジェクトは実現しなかった。
建築と自動車の新しい関係を示唆する。
M組のF船王は、アクセルを踏んで加速させるデザインではなく、ブレーキを踏んで減速させる装置だ。
神戸の街づくりのプロジェクトで提案されたもので、交差点に出現する。
歩行者が信号のボタンを押すと、風船王のオブジェがぶくぶくと膨らむ。
やがて大きくなると、走っている自動車からも見える。
そのユーモラスな姿にドライバーは思わず減速してしまう。
信号はちょうど赤。
その間に通行人は横断歩道を渡る。
今度はF船王がだんだんとしぼみ、気がつくと、信号は青。
再び、クルマが発進する。
こんな仕かけが街にあったら、信号待ちも楽しい。
第1に、道路をめぐる空間。
T本由晴は、東工大の学生とともに、首都高速道路を観察し、建築的に興味深い事例をガイドブック風にまとめた。
かつてI崎新が、ロサンゼルスを上空から観察し、「巨大なスパゲッティをまき散らしたようなインターチェンジ」に興奮したように、土木は建築を超える空間を生む。
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